太平洋戦争中、最も悲惨な戦いであったインパール作戦。その惨敗の主因は、牟田口軍司令官の構想の愚劣、用兵の拙劣にあった。その一例が、インパール盆地の底の湿地帯でおこなわれた戦闘である。地勢や気候を勘案せず、ただおのれの栄進のためだけに、沼沢と化した低地になけなしの井瀬戦車支隊を投入し全滅させた。この戦闘自体は、局地的で小規模なものだったが、インパール作戦全体を象徴し、さらには日本陸軍の負の側面を具現化したともいえるものだった。画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。 ※ご購入は、楽天kobo商品ページからお願いします。※切り替わらない場合は、こちら をクリックして下さい。 ※このページからは注文できません。